発達凸凹(でこぼこ)的な消費生活

~発達障害サラリーマンの家計奮闘人生記です~

アザラシに空を飛べとは言えない

 人間も動物でいろんな種類がいる

 

芝生の上で遊ぶガチョウ

 

発達障害を考えるようになったとき、よく考えることがある。

人間も動物だということだ。

 

動物園にいる動物たちを「動物」とひとくくりにしているが、彼らはみんな違う。

空飛ぶ者もいれば、水の中にいるもの、夜行性もいれば、肉食系、草食系もいる。

目が良いもの、耳の良いもの、首が長いものや、怠け者だっている。

 

では人間はどうだろうか?

背が高い人、メガネをかけた人、はげた人、ナイスバディな人、見た目はほんのちょっと違うところもあるが、みんなが一緒の動物だと考えたら大きな間違いである。

 

人間にも肉食系もいれば、草食系もいるし、夜行性もいれば、朝に強い人もいる。

集団行動が苦手な人もいれば、絶えず誰かと一緒にいないとダメな人も居れば、

身体はオスで心はメスの人も居る。論理的な人や、感情的な人も居る。

文字が識別できない人も居るし、計算ができない人も居る。

 

挙げたらキリがないが、もうお分かりだろう。

人間にもいろいろな種類がいることを。

 

もし人間の動物園があったら、ものすごいブースの数になるだろう。

 

私たちは、同じ人間なのだから、これくらいのことはできるだろう、してくれるだろう、これくらいの能力や思考が備わっていて当然だという、固定観念があるように思う。

 

それが、組織や集団になると、多数派によってその固定観念が形成され、少数派が、本来の能力や思考を犠牲にして生活していかなくてはならなくなる

 

人間をひとくくりにして動物園の同じ檻にいれてはいけないのである。

 

「アザラシに空を飛べ」と言うわけにはいかないのである。

 

「オウムに水の中で暮らせ」と言うわけにはいかないのである。

 

 

 

 

この考え方を会社組織に当てはめてみよう。

 

交渉、お金の計算、伝票作成、お茶くみ、交渉、資料作成、会議、英語、メール対応、運転、接客、マネジメント、指導、残業、接待、パソコン、お酒。

 

さらに転勤、部署移動とサラリーマンはどんな環境に置かれても、なんでもできなくてはならない。

 

本当は、運転が突出してうまい人、人に教えるのが得意な人、お酒にものすごく強い人、PCスキルが半端ない人、それぞれが自分の得意分野を生かして働きたいと思っているかもしれない。

 

何が言いたいかというと、会社組織は、それぞれ特性が違う人間を「同じ檻の中に入れて、同じ働き方、生活の仕方を求めている」ように見えてならないということだ。

 

 そうすると平均的にいろんな事に対応できるものが生き長らえるということになる。

 突出した能力はなくて良い。

 

 


 話を動物のたとえに戻してしまうが、

水の中にいた方がパフォーマンスを発揮できる動物がいたらどうだろうか?

彼らは陸地にある檻の中では、その力を発揮できず、存在感がなくなっていく。しかし、水の中を泳ぐという点では他のどの動物と比べても抜群に成果が出せるのである。

 

 

 

 

 ここでちょっとした計算をしてみる。

 

 得意な分野の能力値が70で苦手な分野の能力値が50の得意不得意の能力値の差が20と比較的差の少ない人を10人雇って、それぞれいろんな分野で移動させて使いまわしても、集団の能力値は「(70+50)÷2×10」の600である。

 

逆に得意な分野の能力値が100で苦手な分野の能力値が20(能力値の合計は前者と一緒)の人を10人雇って、それぞれを最も得意な分野で働かせると、集団の能力値は「100×10」の1,000である。

 

こんな感じ↓

発達障害を組織に活かすメモ

 

集団の能力値が1,000の方が、明らかに高いパフォーマンスを出す組織ではなかろうか。

 

実は筆者はあまり計算が強くないのだが、もっとほかに計算式あるいは考え方があれば教えてほしい。

 

そして、得意な分野の能力値が100で苦手な分野の能力値が20の人は世間が発達障害と呼ぶ部類の我々なのであることは言うまでもない。

 

これ以上は言わない。

 

「アザラシに空を飛べ」とは言えないのである。

 


【発達障害】苦手な事を克服するか得意な事を伸ばしていくか