発達凸凹(でこぼこ)的な消費生活

~発達障害サラリーマンの家計奮闘人生記です~

職業訓練施設での経験

 

発達障害の2次障害に苦しんでから転職するまで

スカイツリーと夕日

 

筆者が新卒で入社した会社で、仕事がうまくいかず、結果、発達障害と診断されてから現在の会社に入社するまですんなりと事が進んだわけではない。

 

ボロボロになった心と身体を癒し、再就職するまでにはそれなりの時間がかかった。

今回はその道のりを紹介しようと思う。

 

普段は発達障害を抱えながらも働いている人のための家計を助ける的な内容で書いているのだが、これから就職を目指している人が多いと思う(こちらの方が数は圧倒的に多いかとは思っているが)ので紹介する。

 

結論を言うと、

とにかくボロボロになった心と身体をもとに戻し、普段通りの自分を取り戻すこと

である。

 

 

 

 

発達障害の弱みを克服する、対人スキルを身に着ける、根性でなんとかする。資格を取る。そんなことは実はどうでもいい。

 

ただでさえ2次障害の影響で自信をなくし、パフォーマンスが落ちでいる状態で、就職のために自分自身を変えようとしても相当な負荷がかかるだけだし、職が見つけられたとしても、職場定着の確率は下がるのみだ。だから意気込む必要はない。

 

定型発達に知って欲しい発達障害
  • 空気が読めない、整理整頓ができない、対人コミュニケーションが苦手、ミスが多い等の発達障害の特性に他人に責められたり、自信を喪失したりすることで、不眠症、うつ病、社交不安障害、パニック障害などの発達障害以外の分で身体や心に不調を来す。発達障害とは無関係で起きることなので、2次的な障害として、「2次障害」と言う。

 

仮にすでに離職していたとしたら、踏むべきステップは2つであり、とてもシンプルである。

 

  1. 十分な休養を取る
    • ろくに眠れなかったり、食べられなかったりしている場合は、この状態を改善することが最初のステップとなるし、食事や睡眠は大前提となる。これが満足にできていない場合は、医者の力を借りてもいい。(人生寝て食べなきゃ損だと思えばいい)
    • これからのことは考えずとにかく頭の中を空っぽにすればいい。脳みそを休めればいい。この間好きなことをすればいいし、だれも怠けているなんて思わない。疲れを取ることも仕事の内である。
    • 外に出たり、家事をしたり、運動をしたりして、体力を回復させて欲しい。次のステップに踏むために必要なこととなる。

 

ここまでは身体を回復させる手順となる。身体の回復は食事、睡眠がとれるようになればあとはそれなりに回復が早い。問題は心の回復だ。これは少し時間がかかる。そこで次のステップとなる。

 

  1. 行動してみる
    • 心の回復は、持論だが、「自信を取り戻し、かつての自分を取り戻す」ことと同義だと思っている。しかし、これははっきり言うと、主体的な行動でしか取り戻せないと思っている。その行動が少しためらわれるようだったら1の身体の休息のステップが少し足りないということになる。少し怖いし自信はないけどやってみようかなと思えるくらいになったら行動に移すタイミングではないかと思う。

 

ここからがタイトル通りの本題だが、お勧めとしては、職業訓練施設である。筆者の場合は発達障害専門の施設に通ったのだが、そこでの体験を少し話そう。長ったらしく書くつもりはないので、簡潔に書くと、

 

  1. 通勤の訓練になる
    • 都会であれば、満員電車に身体を慣らすこととなる。
  2. 規則正しい生活リズムが取り戻せる
    • 筆者が通った施設は朝の9時から午後の15時まで。これを平日ひたすら続ける。
  3. 人と関わり合いが持てる
    • 施設のスタッフや他の訓練生との出会いがある。(少なくとも障害を理解している人たちである)
  4. 自分の立ち位置が分かる
    • 自分の置かれている状況をスタッフがアドバイスしてくてくれたり、他の訓練生を見たりすることで自分の現在の立ち位置が分かる
  5. リハビリとなる
    • ※これが職業訓練施設をお勧めする最大の理由である。自信を取り戻し、かつての自分を取り戻す近道となる。自分の出来ること、したいことを見つけていくきっかけとなる大きなポイントである。

 

 

正直に言うと、就職活動アドバイスや障害特性に対処していくというようなスキル的なことは、2の次と考えておけばよい。確かに、訓練中は発達障害であれば、職場での工夫の仕方や、コミュニケーションの取り方やビジネスマナーとかの指導はあったが、それは本を読んだりしても勉強はできる。やはり、リハビリといった観点で考え、あまり訓練にのめりこまず、フラットな姿勢で臨めばいい。そこでいろいろな人の考えや生き方を学び、自分が将来どういった分野で人の役に立ち、自分の幸せをつかむかというきっかけになるはずである。筆者自身、訓練中はそこまであまり意識できなかった部分もあるのだが、今となってみると(このブログを書いている立場から見ても)とても大きな経験になっているなあと思う。

 

もし訓練施設に通うことを考えている人がいたら、ぜひリハビリに使って欲しい。発達障害の特性を抑えるために通うのではない。むしろ特性を活かし、自分の強みを再発見してそれを伸ばすために通うということを頭に入れて置いて欲しい。

 

 このブログは全面的に発達障害と診断された人、あるいはその疑いがある人、就職を目指す人、就労中で頑張っている人、プライベートも充実させたい人のためになればと思い書いています。幸せな人生を送るために普通の人にも通じる話でもあるので、私たち当事者がいろいろな人に教えることも多いと思っています。一種の署名活動のような気分で、気に入ったら「登録、イイね」をして周囲に広めていっていただけたらと思います。

 

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