発達凸凹(でこぼこ)的な消費生活

~発達障害サラリーマンの家計奮闘人生記です~

春は体調を崩しやすい季節②

 新生活に向けた過去習慣の脱却と過集中

 新生活と桜

 

春は新生活が始まることで、生活が激変し、体調を崩しやすい季節だということは前回の記事でも紹介したが、今回も同様に述べようと思う。

 

www.hattatsuupsdown.com

 

 前回は周囲の環境の変化について主に述べたが、今度は自分自身の変化について触れていこうと思う。

 

この自分自身の変化だが、簡単に一言で表すことができる。

 

新生活を迎え、

 

「さあ、心機一転、頑張るぞ!!」

 

である。よほどの怠け者でない限り、ごく普通に感じる抱負のようなものである。ただし、この言葉に心と身体が過剰に反応すると、しんどくなっていく。

 

これは筆者の持論だが、発達障害も持つ人はこの「さあ、心機一転、頑張るぞ!!」のアクセルがかかりすぎとなる傾向が多いように思う。

 

いわゆる過集中のスタートである。

特に周囲の環境が変わると、今までと同じような対応ができないため、今までの経験で蓄積された脳の中の記憶の引き出しや、それに対応してどう動くかのマニュアルみたいなものが一旦リセットされる。当然、リセットされたマニュアルを再構築するために脳はフルパワーで稼働する。いったんフルスロットルで起動した脳は、アクセルがゆるまることなく、それを持続していわゆる過集中状態がずっと続いて行くのである。

 

周囲の環境に慣れるのが、日本の4月スタートのサイクルだと、早い人で5月、通常であれば6月、遅い人で7月となってくるのだが、発達障害を持つ人、あるいはその傾向がある人はだいたい7月に慣れのピークを迎える人が多いのではないだろうか。4月から7月まで過集中状態が続いたら、もう身体と心はボロボロであろう。

 

定型発達であれば、この数か月間の間で脳のリフレッシュやリセットの仕方の方法を知っている、あるいは自然とその機能が働くが、発達障害は、そのリセットや切り替えの指令が脳でできず、頑張り続けてしまうということのように思う。

 

発達障害者が新しい環境に慣れ始める時期が遅くなる理由としては、「過去習慣の持続性」があげられる。発達障害の診断の際に、積み木やおもちゃでも何でもいいが、「規則的に何かを並べる」ような遊びを小さいころにしていたか?と聞かれる検査があったと記憶する。その遊びのの裏側には「同じような動作を反復的に持続させることを善し」とする脳の指令があるように思う。それが、石ころを延々と同じように並べたり、爪楊枝を机の上で延々と並べたりして、飽きることなく遊ぶというようなことにつながってくる。

 となると、この時期は、新しい環境に身を置かれても、新生活前に積み上げた経験や習慣を持続させようとする指令が働いていると考えてもおかしくない。そのような脳の指令の中で、新しい環境ややり方が入ってくるとたちまち脳は混乱する。

 

 

 

定型発達に知って欲しい発達障害
  • 集中状態を持続させてしまう過集中というものがある。
  • 反復性、持続性、繰り返しの作業が得意である。

 

筆者が大学卒業後、新社会人となった時にこの大混乱が起こった。

疲れているのという類のものではない。頭が混乱しているのである。

 

学校の進級はそれなりに環境適応に大変だったが、そんなレベルではない。考え方、価値観、作業の進め方。すべてが違う。大混乱である。

 

大混乱のまま、環境に適合しようとし、過集中が働き、その状態が6月、7月頃まで続き、疲れ果て、適応障害と診断され、発達障害の診断へと続いて行ったのである。

 

ここまで書いたら、混乱と過集中を最小限にとどめることが新生活では大切になってくることがわかる。どうすればよいのだろうか???

 

思いつく限り書いてみた。(新社会人用であることをお許しください)

 

・引っ越しを伴うなら、出来るだけ早くして、新生活が始まらないうちに慣れる

・住居のレイアウトは引っ越し以前の住居と極力変えない。

・社会人になる心構え的な本を読んでおく

・学業生活と就業生活の違いを理解しておく

・一度に覚えようと思わない

・失敗しても構わない

・自分の時間を十分に取る

・慣れてから有休をとるのではなく、慣れる前に有休をとる

・休日は仕事のことを考えない。

 

となるのだが、まだいろいろあるだろう。これらを教える就職前予備校みたいなものがあればいいのだが、たぶんないかもしれない。

大切なのは自分はストレスをどこに感じるのかを知っておいて、そのストレスの元のなるものを極力排除し、しっかりと休息をとるということである。

 

仕事なんて慣れてから頑張れればいい。一番の仕事は、環境に慣れることである。

 陸上でいえば、我々は長距離ランナーであり、後半に強いのである。

 

職場定着率90%!発達障害専門の就労移行支援【リンクビー】