発達凸凹(でこぼこ)的な消費生活

~発達障害サラリーマンの家計奮闘人生記です~

聴覚情報による処理が苦手

コミュニケーションの苦手さは2次障害? 

 aberdeen-mojo

 

先日、定期的な通院しているのだが、その際、とある患者に何らかの申請(おそらく手帳だとおもうのだが)について病院のスタッフが説明している場面があった。

(※例えばの例なので事実と異なる場合あり)

 

○○さんは現在の有効期限が6月25日までですね。

申請は2か月前から開始なので忘れずにおこなってください。

申請には診断書が必要なので、次回来院されるときに診断書をお渡しします。

診断書は5,000円になりますのでご用意ください。

えーと次回の来院は5月10日なのでそれまでに診断書を用意いたします。

それから申請には顔写真をご用意ください。

 

というようなことを病院のスタッフが話していた。

効いていた患者さんはなんやらキョトンとした表情でうなずいていたのだが、

自分だったら正確に理解するとしたらメモが必要だし、メモが取れる環境になかったら、相当に脳みそを駆使して疲れるだろうなという感じだ。

 

 

 

定型発達ならこのような説明があったら、すんなり理解できるのであろうか?

この会話のどこが発達障害者にとって難しいか説明しよう。

 

まず、当事者が視覚優位の場合このような口頭で行われる会話や説明にはとても苦労する。

さてこの説明の難しいポイントだが、

 

定型発達に知って欲しい発達障害
  • 視覚優位というものがあり、耳で聞く情報より目で見た情報の方が理解しやすい。
  • 逆に聴覚優位というものがあり、目で追う情報より耳で聞く情報の方が理解しやすい。

 

「情報量がやや多い」

 

この会話では 

  1. 有効期限が6月25日であること。
  2. 申請は2か月前からできること。
  3. 申請には診断書が必要であること。
  4. 申請書の受領は次回来院時であること
  5. 次回通院は5月10日であること。
  6. 診断書は有料であること。
  7. 診断書の作成は5,000円であること。
  8. 申請書には顔写真が必要だということ。

とワーキングメモリが著しく低い我々にとってはインプットしなければならない項目が7つと多すぎる。自分は手帳申請の実体験があるから理解できるが、初めての人だったら難しいと思う。

 

定型発達に知って欲しい発達障害
  • ワーキングメモリが低い(短期記憶保持能力のことであり、記憶を短期的に脳内に保持する能力が低い)
  • ワーキングメモリが低いせいで脳内で複数情報をつなげて処理することが苦手である。

 

 

「時系列のフォローが難しい」

 

この説明ではうまく時系列を追う必要がある。順番立てて言えば、

 

4月25日 申請可能期間開始

5月10日 次回通院(診断書を受け取る)

6月25日 有効期限切れ

 

ということになる。そしてこの情報からだと、5月10日から6月25日が実際に役所に行って申請する期間になることが分かる。

 

そして前述の8つの情報をつなげること、

 

4月25日 申請可能期間開始

5月10日 次回通院(診断書を受け取る)

               持ち物:5,000円(診断書の発行費用)

5月10日~6月25日 役所へ行って申請手続き

                                  持ち物:顔写真

6月25日 有効期限切れ

 

となる。そして、4月25日の申請可能期間開始は、5月10日に診断書を受け取れるということを考えると当事者にとってどうでも良い情報なので削除することができる。

 

なので実際には

 

5月10日 次回通院(診断書を受け取る)

                          持ち物:5,000円(診断書の発行費用)

5月10日~6月25日 役所へ行って申請手続き

                                        持ち物:顔写真

6月25日 有効期限切れ

 

がインプットすべき情報であることが分かる。

 

このプロセスを発達障害当事者が耳で聞いた情報をもとに脳内で処理するのは大変難しい。

 

 メモが取れないとなると、病院のスタッフによりわかりやすく説明してもらう必要がある。我々にとって病院のスタッフがどのように説明してくれれば助かるのだろうか。

 

 

 

 

見本例としては以下の通りである。

 

スタッフ: ○○様の手帳の有効期限が迫っております。

 

申請のため、以下4点をお伝えいたします。

 

・次回通院の5月10日に申請用の診断書をお渡しします。

・診断書の発行に5,000円頂戴いたします。

・5月10日から6月25日までの間に役所にて申請手続きをして下さい。

・役所での手続きでは顔写真をお持ちください。

 

患者:「わかりました。顔写真はどんなサイズのものが必要ですか?」

 

と、「余計な情報を発話者が省くこと」、「理解して欲しいポイントが何点あるか事前に前置きすること。」「時系列の順番に話すこと」接続詞をやたら使って話すよりも簡単に箇条書きのようなスタイルでしゃべると、我々にとって余計な脳のエネルギーを使わずに済み、疲れることなく会話を理解できるのだ。

 

仕事の場合でもプライベートの場合でも、上記のような話し方ができる人は尊敬する。

 

プライベートな会話だといろいろな情報を時系列でたらめに、脱線したりとダラダラと長くなりがちだが、我々がコミュニケーションを苦手とする理由は、決して人と接するのが苦手なわけではなく、雑談レベルでは相手のしゃべっていることがあまり理解できずに疲れるし、楽しくないからではないのだろうか?

結局は「自信喪失→人と接せずにこもりがち」のスパイラルなのかもしれない。

コミュニケーションの障害は持論だが2次障害だと言えよう。

 

 

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