発達凸凹(でこぼこ)的な消費生活

~発達障害サラリーマンの家計奮闘人生記です~

発達障害と診断された今だから考えられる不登校となった原因

不登校には発達障害が隠れている?

 schoolonsunday

 

これは筆者の持論だが、不登校になる当事者の多くが発達障害が陰に隠れていると思っている。実際、筆者も不登校を経験しているのだが、発達障害と診断されてからは、「なるほど不登校になるのはこういうことだったのだなと改めて思う。

 

不登校になると、「怠けている」「根性がない」「家庭教育が悪い」などど、周囲から冷ややかな目で見られてしまうようなこともあるが、そんなことは気にする必要がない。

まだ子供のうちの出来事なのであるから、その子が将来、幸せな生活を送れるように、「原因と対策」をしっかりつかめればよい。というか、子供という早いうちにシグナルが出るのはとても良いことなのである。

子供の事情が分からないうちに、すぐに親に「いじめられたのか?」「先生にひどいことをされたのか?」とか短絡的に聞いてしまいがちかもしれないが、(本当にそうだとしたら徹底的に調べる必要があるが)原因がいじめ等ではなく、本人自身の隠れた問題により、学校生活に馴染めないようなケースも圧倒的に多いように思う。その隠れた問題のすべてが発達障害に起因するとは言えないのだが、これはあくまでも発達障害と大人になってから診断された後に思う不登校の原因の考察に過ぎないので、不登校の原因になる参考程度のとどめていただきたい。

 

 

 

以下、筆者が発達障害と診断された今だから考えられる不登校となった原因を書いてみた。

 

定型発達に知って欲しい発達障害【学校生活編】
  • 環境の変化によるもの

幼稚園から小学校、小学校から中学校、中学校から高等学校、あるいはクラス替え等により、環境の変化に身体と心がついて行かず、学校に行けなくなるようなケースがある。発達障害の特性として、「持続的、反復的な行動を好む」ことがあり、脳の構造的にも「反復パターンを持続的に繰り返す」ような指令が出ているように思う。もちろん環境が変わったら、その反復パターンが崩れ去り、新しい環境への適応に相当な負荷がかかり疲れてしまうという現象である。当然、身体も心も疲れ切っているため、ある日学校に行けなくなるということになる。学校に行けなくなるというのは身体と心が疲れ切っているというサインである。

 

  • 睡眠障害によるもの

朝がとてつもなく苦手で、しかも夜、なかなか寝付けないというような状態が続いた。普通、身体は昼間活動して夜は眠って休むような脳の指令が出ているようだが、発達障害者はそうでない場合がある。夜になると頭が冴えわたるような人も居れば、または学校生活での身体や精神的な疲れで自立神経が乱れて眠れないケースもあり、このような状態が続き朝起きれず学校に行けなくなるということが起こりうる。

 

  • 学校環境によるもの

学校は多くの人数が集団で生活するため、発達障害者にとって生活するのに劣悪な環境になることがある。筆者も聴覚過敏といって「周囲の音」に敏感に反応し、正確に音声情報を聞き取るのにものすごく神経を使うのだが、休み時間中の騒ぎ声などがものすごいストレスになるというようなケースがあるように思う。中には光に敏感な人も居て例えば、教室の蛍光塔が眩し過ぎたり、窓側の席になったりすると太陽光の光で眩しくて、それがストレスになる場合があり、そのような環境で過ごすことが苦痛となる。

 

  • 周囲とのコミュニケーションによるもの

発達障害にはアスペルガー症候群というような診断にも見られるように、本人の強いこだわりがあり、相手の意図も組まずに自分の言いたいことを主張してしまうというような特性もある。このことで、自分には全く悪気はないのに、周囲から煙たがられ、孤立してしまうというようなケースがある。逆に、自閉症傾向がある人は、そもそも他人に興味を示さないので、集団生活をすることに強いストレスを感じることになる。

 

 
  • 多動性によるもの

発達障害の診断としては、注意欠陥多動性症候群(ADHD)というのがあるが、その言葉通り、多動性があり、じっとしていられないということがある。教室の席にじっと座り、授業を聞いているのが苦痛でしょうがなく相当なストレスになる場合である。授業中頻繁に席を立ってふらつく人はクラスにも1人はいたのでなないだろうか。

 

 

 

  • マルチタスク

複数のことを処理してこなす能力のことだが、それが苦手であるケースが多い。一つのことに対してはものすごい集中力を発揮するのだが、複数事項となると、どれから手を付けて良いのか分からず混乱するという状態である。筆者の場合は中学校で不登校になったのだが、それがちょうど部活動が始まった時期である。学校の勉強と部活動の同時進行的作業ができなかったのである。いわゆる両立ができず、頭と心がパニック状態になったのである。

 

とまあこのような今考えると上記のような要因が不登校の原因になったのではないかと考えられるのだが、誤解しないで欲しいのが、上記のような行動は決して「怠けているから」というものではない。完全に脳の指令だからである。定型発達と同じような脳構造であれば、別に怠け者だというようなレッテルを貼られなくて済むのかもしれない。

 

ではどうすればよいのか?

 

まずこれは、本人のマインド的な部分になるのだが、「自分はダメな人間」だと思わないことである。もし上記と同じような境遇になったとしたら、「自分の身体がそのように指令を出しているだけ」と思えばいい。あくまでも例えばの話だが、周りのみんなは、「お昼になればお腹が空く」という脳の指令が出ているのに対し、私は人と違って、「お昼になってもお腹が空かない」というような指令が出ているだけと思えばいいのである。そうすれば人と違うというだけであって怠けているということではないことが理解できるであろう。

 

次に、ストレスの原因を取り除くことである。

眠れなくて朝起きられなければ、とりあえず病院に行って相談すればいいと思うし、眩し過ぎて窓際の席が嫌なら担任の先生に相談すれば良いし、休み時間がうるさかったら図書館に行ってもいいし、教室でじっとしているのが嫌なら体育や課外事業で頑張れば良いし、部活と両立できなければ部活をやめれば良い。勉強生活に余裕が出てきたら部活に入れば良いのである。ストレスから逃れられる逃げ道を作ればいいのである。そしてその逃げ道は大人たちが作ればよいのである。

 

現状から逃げるということではない。現状の中で逃げられる道を探しながら最終的なゴールを探すのである。学校生活であれば卒業になるだろうか。。。困難を乗り越え学校生活を終えることができれば自信になるし、そうすれば、不登校の子供たちは、将来、同じような困難に立ち向かったときに、自分で工夫し選択ができるようになる。

 

学校生活で学ぶことというのは勉強だけでなく、本当に大きいのである。集団生活となるとどうしても他人と比べがちになるが、人と比べずにそのなかでも自分は自分と、自分の個性を認め、強く生きていくことを学べるのだ。学校生活では社会人のように「生活に直結する成果=お給料」が発生しないので、いくらでも失敗できるし、いろいろな思考錯誤ができるのである。自分がどんな人間で将来どんな生活をしていくのかを学ぶ本当に必要な場なのである。

 

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発達障害学校の苦悩と対策【学校生活編】

 


発達障害と不登校

 

「不登校」は自分の将来の幸せについて考えられる一種の贈り物と考えればとてもかけがえのない人生経験となるだろう。

 

 

朝が辛くて不登校に。そのまま放置しておくと・・・