発達凸凹(でこぼこ)的な消費生活

~発達障害サラリーマンの家計奮闘人生記です~

定型発達に知って欲しい発達障害【まとめ】

定型発達に知って欲しい発達障害【まとめ】

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梅雨明けが待ち遠しくて前回に続き夏の海の写真になってしまった。

 

ブログの記事に発達障害の特性を理解してもらう上で、「定型発達に知って欲しい発達障害」コーナーがあるのだが、今回はそれをまとめてみた。特に発達障害の特性を主張しすぎるつもりもないのだが、やはり当事者でないと分からないことがあるので、書いている。

※毎回断っておくが、筆者は医療関係者でもなく、研究者でもなく単なるサラリーマンの当事者である。ので下記述べていることは医学的見地でも、科学的見地でもない。

 

 

 
 
定型発達に知って欲しい発達障害

アスペルガー症候群

人の感情を読み取れない、空気が読めない等のような特徴が多い。その結果周囲とのコミュニケーションがうまくいかないことが多いのが特徴。

 

自閉症スペクトラム障害

社会性の障害、コミュニケーション障害、興味分野が限定、などの発達障害全体を広く指すと思われる名称

 

ADHD(注意欠陥多動性症候群)

ミスが多い、じっとしていることができない、落ち着きがないなどの特徴がある。

 

広汎性発達障害

コミュニケーション障害や注意散漫や、自閉的傾向という様々な特徴が広い範囲に渡るという意味で「広汎性」という言葉を使っている。

  • 定型発達君:これらが全部発達障害なの?
  • 発達障害君:そうなんだ。脳の発達にムラがあるということで発達障害と呼ばれるけど、そりゃいろんな特性がありその特性に応じて障害名を付けているんだよ。
 
 
定型発達に知って欲しい発達障害
  • 得意な事、不得意な事に著しい差がある
  • その差は、とても大きく、日常生活、社会生活を送る上で大きなハンデとなる。
  • 苦手なことに対しても克服しようとしており、努力していないわけではない。
  • 逆に得意な事は他を凌駕するレベルで得意な場合がある。
  • 定型発達君:僕らにも得意不得意があるけど何が違うの?
  • 発達障害君:例えば、走るのは得意だけど、泳ぐのは苦手とかはもちろんあるよ。だけどここで言う得意不得意は社会生活上困難が伴うもので、得意不得意の差っていうのがものすごく激しいんだよ。これは知能検査ではっきり出てくるね。
 
 
定型発達に知って欲しい発達障害
  • 手帳取得により障害者雇用という選択肢がある
  • 障害者雇用は一般的に給与水準は低い
  • 給与体系は会社によって大きく異なる
  • 定型発達君:身体障碍とは違うの?
  • 発達障害君:分類だと精神障害者という部類になるよ。もちろん見た目では分からないし、障害をオープンにして働く方法とクローズド(周りに知らせない)働き方があるよ。
 
 
定型発達に知って欲しい発達障害
  • 仕事におけるケアレスミスが多いとの指摘を受ける
  • 本人も自覚症状はある
  • 注意散漫、マルチタスクに弱いからの来るもののように思う
  • 定型発達君:ミスは防げないの?
  • 発達障害君:もちろんミスは防ぐ工夫はしているよ。ただ、途中で電話にさえぎられたり、声をかけられたりすると、どこまで作業をしていたかを忘れて、チェック作業をしようにも、頭が混乱して苦労が絶えないんだよ。
 
 
定型発達に知って欲しい発達障害
  • 極度に脳が集中状態を保つ過集中というものが存在する
  • この状態が続くことにより、脳疲労が最大限蓄積する
  • 逆にものすごい集中力を発揮する
  • 定型発達君:これは羨ましいなあ。僕なんかは作業してても他の事考えちゃうよ。
  • 発達障害君:(笑)。でも、逆に他のことが考えられないくらい集中し過ぎちゃうんだよ。途中で声なんかかけられたりしたら、全く頭に入ってこないよ。

 

 
定型発達に知って欲しい発達障害
  • 変化に臨機応変に対応することが苦手。
  • 決まりきったルーティーンの繰り返しが得意。
  • 定型発達君:僕は同じような毎日は退屈だし、苦痛だな。
  • 発達障害君:僕は変化に富んだ毎日は疲れるし、苦痛だな。

 

 
定型発達に知って欲しい発達障害
  • 空気が読めない、整理整頓ができない、対人コミュニケーションが苦手、ミスが多い等の発達障害の特性に他人に責められたり、自信を喪失したりすることで、不眠症、うつ病、社交不安障害、パニック障害などの発達障害以外の分で身体や心に不調を来す。発達障害とは無関係で起きることなので、2次的な障害として、「2次障害」と言う。
  • 定型発達君:これは大変だ。でもそんなに自分を責めなくてもいいのに。
  • 発達障害君:障害特性がわからないうちは、他の人にできて自分だけができないことに異常にに責めてしまうんだよ。
 
 
定型発達に知って欲しい発達障害
  • 診断を受ける病院は精神科、神経科などになる
  • 心療内科などの主治医から総合病院、大学病院に紹介状を書いてもらうことが多い
  • 臨床心理士による知能検査と幼少期や現在の行動診断があり、その結果を総合的に判断して診断される
  • 定型発達君:血液検査とか尿検査とかしないの?
  • 発達障害君:病気ではないからね、身体はいたって健康だからね。

 

 
 
定型発達に知って欲しい発達障害
  • 集中状態を持続させてしまう過集中というものがある。
  • 反復性、持続性、繰り返しの作業が得意である。
  • 定型発達君:工場のラインとか向いてそうだね。
  • 発達障害君:確かにそれは言えてるね。好きか嫌いはあるけどね。

 

 
定型発達に知って欲しい発達障害
  • 視覚優位というものがあり、耳で聞く情報より目で見た情報の方が理解しやすい。
  • 逆に聴覚優位というものがあり、目で追う情報より耳で聞く情報の方が理解しやすい。
  • 定型発達君:これは知らなかった。
  • 発達障害君:僕は視覚優位で例えばドラマなんかは字幕を付けて観ているよ。

 

 
定型発達に知って欲しい発達障害
  • ワーキングメモリが低い(短期記憶保持能力のことであり、記憶を短期的に脳内に保持する能力が低い)
  • ワーキングメモリが低いせいで脳内で複数情報をつなげて処理することが苦手である。
  • 定型発達君:これも何か日常生活で影響ある?
  • 発達障害君:よく、お風呂に入っているときにシャンプーしたか忘れるよ。結構な頻度で。

 

 

 
 
定型発達に知って欲しい発達障害【職場苦悩編】

◆聴覚過敏

  • 電話やコピー機の音、話し声など、すべての雑音を拾って脳内の処理能力が鈍り、疲労が増す。

◆視覚過敏

  • オフィスの蛍光灯や窓側の太陽光、パソコンの光などをもろに感じてしまい、脳内の処理能力が鈍り疲労が増す。

◆マルチタスク

  • 一度にたくさんのタスクを抱えると、タスクの配分や優先順位が分からず、脳内が混乱し、処理能力が鈍り疲労が増す。

◆視覚優位

  • 音声情報の処理が苦手で、いろいろな人の指示に対して、メモを取り続け、さらに頑張り続けてしまう状態が続く。

◆聴覚優位

  • 視覚情報の処理が苦手で、報告書などの文章、メールなどの文章の読み取りが苦手であり神経を使い、時間も使う。

◆コミュニケーションの苦手さ

  • 相手の口頭情報を瞬時に理解できず、さらにそれに対応する回答もスムーズにできないため自己発信ができなくなってしまい、一人で仕事を抱え込むような状況が続く。

◆短期記憶

  • 短期的に情報を脳内に記憶しとどめることができないため、指示や状況をスムーズに理解できず、結局メモだらけになってしまい疲れ果ててくる。

◆時間配分

  • 上記の結果、タイムマネジメントがうまくできず、結局一つの仕事に対して仕事が長時間化する。
  • 定型発達君:オフィスワークって本当につらいんだね。
  • 発達障害君:わかってくれてありがとう(涙)

 

 
定型発達に知って欲しい発達障害【学校生活編】
  • 環境の変化によるもの

幼稚園から小学校、小学校から中学校、中学校から高等学校、あるいはクラス替え等により、環境の変化に身体と心がついて行かず、学校に行けなくなるようなケースがある。発達障害の特性として、「持続的、反復的な行動を好む」ことがあり、脳の構造的にも「反復パターンを持続的に繰り返す」ような指令が出ているように思う。もちろん環境が変わったら、その反復パターンが崩れ去り、新しい環境への適応に相当な負荷がかかり疲れてしまうという現象である。当然、身体も心も疲れ切っているため、ある日学校に行けなくなるということになる。学校に行けなくなるというのは身体と心が疲れ切っているというサインである。

  • 睡眠障害によるもの

朝がとてつもなく苦手で、しかも夜、なかなか寝付けないというような状態が続いた。普通、身体は昼間活動して夜は眠って休むような脳の指令が出ているようだが、発達障害者はそうでない場合がある。夜になると頭が冴えわたるような人も居れば、または学校生活での身体や精神的な疲れで自立神経が乱れて眠れないケースもあり、このような状態が続き朝起きれず学校に行けなくなるということが起こりうる。

  • 学校環境によるもの

学校は多くの人数が集団で生活するため、発達障害者にとって生活するのに劣悪な環境になることがある。筆者も聴覚過敏といって「周囲の音」に敏感に反応し、正確に音声情報を聞き取るのにものすごく神経を使うのだが、休み時間中の騒ぎ声などがものすごいストレスになるというようなケースがあるように思う。中には光に敏感な人も居て例えば、教室の蛍光塔が眩し過ぎたり、窓側の席になったりすると太陽光の光で眩しくて、それがストレスになる場合があり、そのような環境で過ごすことが苦痛となる。

  • 周囲とのコミュニケーションによるもの

発達障害にはアスペルガー症候群というような診断にも見られるように、本人の強いこだわりがあり、相手の意図も組まずに自分の言いたいことを主張してしまうというような特性もある。このことで、自分には全く悪気はないのに、周囲から煙たがられ、孤立してしまうというようなケースがある。逆に、自閉症傾向がある人は、そもそも他人に興味を示さないので、集団生活をすることに強いストレスを感じることになる。

  • 多動性によるもの

発達障害の診断としては、注意欠陥多動性症候群(ADHD)というのがあるが、その言葉通り、多動性があり、じっとしていられないということがある。教室の席にじっと座り、授業を聞いているのが苦痛でしょうがなく相当なストレスになる場合である。授業中頻繁に席を立ってふらつく人はクラスにも1人はいたのでなないだろうか。

  • マルチタスク

複数のことを処理してこなす能力のことだが、それが苦手であるケースが多い。一つのことに対してはものすごい集中力を発揮するのだが、複数事項となると、どれから手を付けて良いのか分からず混乱するという状態である。筆者の場合は中学校で不登校になったのだが、それがちょうど部活動が始まった時期である。学校の勉強と部活動の同時進行的作業ができなかったのである。いわゆる両立ができず、頭と心がパニック状態になったのである。

 

  • 定型発達君:クラスに何人かは発達障害がいるってどこかで聞いた気がするよ。
  • 発達障害君:よく知っているね。良い先生と良い友人に恵まれることを本当に祈っているよ。学校の先生も大変みたい。

 

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発達障害口頭での指示が苦手