発達凸凹(でこぼこ)的な消費生活

~発達障害サラリーマンの家計奮闘人生記です~

特例子会社で研修をしてみた経験を書いてみる

特例子会社で研修をしてみた経験

nahaintthesummer

 

 

筆者は特例子会社2社で社員研修及びインターンシップを経験しているのだが、

その時の体験について書いてみる。

 

定型発達に知って欲しい発達障害
  • 企業および団体には障害者雇用を一定の割合確保しなければならない法定雇用率がある。
  • 親会社は障害者雇用に特化した特例子会社というものを設置できる。
  • 法定雇用率を達成させるために特例子会社で働く障害者をグループの障害者雇用数に参入できる。

 

 

まず初めの体験だが、筆者が新卒で入社した会社(発達障害と診断される前の全くの一般就労)の社員研修に、特例子会社で働いている人達と一緒に仕事をするという研修があった。

これは「特例子会社を理解するとともに、障害者への理解、ハンディキャップを持って働く方々の姿を見て学び、働く意欲、働くことの大切さを学ぶ」というようなものだったと記憶するがこれ自体は大変素晴らしい研修だと感じた。今も続けている研修かは分からないが、自分が発達障害と診断されてからは、特に意味のある研修だったように思う。

 筆者はその研修の際、知的障害の人とパートナーを組んで(身体障碍者ももちろん働いている。身体障碍者の方が多いイメージはある。)オフィスの清掃業務をやってみたのだが、知的障害を持つ人と初めて接することとなった。その時、彼は自身の苦労をいろいろと話してくれたのだが、「なんか自分と似ているなぁ」と思ったと同時に、妙に彼の話に共感できたのである。例えば、ものすごい集中力で一つ一つの作業に集中する姿や、あまり雑談が得意そうではない様子や、その分自分の好きな話や得意な話になるとやたらニコニコして得意げに話す姿や、清掃用具を整理整頓する際に、ものすごく時間がかかっていて「自分は清掃用具の形にあてはまる入れ物に片づける作業がすごく苦手なんです」と頭を掻きながら苦労していたりと、ものすごく頷けることが多かったのである。筆者は、1日という短い時間だったが、彼と一生懸命働き、とても満足した研修を終えることができたのである。というか、数ある研修のプログラムの中でも、この特例子会社での研修が圧倒的に役に立ったように思う。

 

もちろん、研修の際、一緒に働いた彼は知的障害ではあったが、(筆者に知的障害はない)この時の経験もあって、自分にも通ずる何かを感じて、その後、「自分が発達障害ではないか?」と思うようになるのである。皮肉にも(幸いにも)、特例子会社での新人研修を受けた会社で、上手くいかないことや精神的にも追いつめられた状況になり、適応障害、診断を経て、発達障害と診断されたのである。

 

研修の際に一緒に働いた彼は清掃担当者だったが、特例子会社には様々な仕事内容があり、社内郵便対応や、会議資料等の印刷対応業務、会社の庶務的な事務作業、軽作業、従業員のマッサージ対応というものがあった。

 

彼らはどんな時も一生懸命働いていて、会社内ではいつも気持ちの良い挨拶をしてくれ、仕事内容もとても丁寧であったのを覚えている。少なくとも自席に座って口達者に適当な指示を出している高給取りのオッサンよりは働いている。それでも彼らの給与は決して満足のいくようなものではないだろう。

 

 

2社目の特例子会社では、筆者が新卒で入社した会社を退職してから職業訓練を受けている際に、挑戦してみたインターンシップ先である。そこでは、人事面のサポートをする部署での体験であった。特例子会社で働く従業員がすべて障害者というわけではない。管理職が健常者だったり一般社員でももちろん健常者はいる。確か「その特例子会社の企業理念が、「障害者と健常者の共生」だったと記憶する。そこでのインターンシップはいわゆる定型発達と一緒に作業することが多かったのだが、とにかく業務内容は大変なものであった。というのも業務内容が一般雇用とは変わらない感じがしたからである。しかし、障害者雇用ということで一定の配慮が受けられる。インターンシップ中の打ち合わせでは、筆者からは「口頭の指示よりも、文書での指示を希望します」「会議への参加は極力必要最低限のものにしてください」と責任者に伝えたのを覚えている。

もちろんインターンシップというくらいだから採用に直結する面もあったのだが、結果筆者はその会社とは縁がなかった。2社目の特例子会社はそれなりに基本給が確保されていたのだが正社員になれるまで年数を要するということで後から考えてみるとどうだったのかなと思うのである。とにかく、障害者雇用の待遇は本当にその企業によるのである。

 

  • 障害者雇用で働く際には一般企業での障害者雇用枠を使う方法がある。
  • それ以外に特例子会社を敢えて選択して障害者雇用に特化した会社を狙う方法もある。
  • 特例子会社では清掃対応、コピー対応等、比較的軽作業のものもあるが、一般社員に交じって難易度の高い業務をするものもある。
  • 障害者雇用の待遇は企業により異なる。(これというスタンダードな待遇はない)

 

特例子会社での研修経験をしかも2社で体験できたのは貴重な経験なように思う。

筆者の今を作っているといっても過言ではない。